香港、議員5人が捨て身の辞職 民主化提案、反中派を鼓舞

 香港立法会(議会)の民主派議員5人が26日、辞職届を提出した。同議員らは補欠選挙に立候補し、直接選挙の2012年導入に対する民意を問う考えだ。中国当局は直接選挙を香港行政長官選挙で17年まで、立法会の総選挙では20年まで実施しない方針を示している。

民主化の加速に向けて補選を「事実上の住民投票」とする議員らの行動に対し、中国当局は断固たる反対を表明した。

 公民党と社会民主連線に所属する同議員らは、辞職について最大野党である民主党からの支持を得ていない。また民主派は定数60の立法会で23議席を占めるに過ぎず、同議員らの提案が通る見込みは薄いのが実情だ。

 それでも今回の議員辞職で中国政府は香港に対する懸念を強めることになる。16日には香港と広州を結ぶ高速鉄道の建設予算が承認され、香港で強固な抗議行動が展開された。

 今後、もし香港で反中派の抗議行動が頻発することになれば、立法会を中心とした政権体制の内部よりむしろ香港住民の間で、親中政策への反発が高まっている恐れがある。(オックスフォード・アナリティカ)

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