ルワンダの英連邦加盟 欧米重視 仏とは国交回復
2009-12-04
ルワンダは11月29日、カリブ海のトリニダード・トバゴで開かれた英連邦の首脳会議で、同連邦に加盟することを正式に発表した。
英国は米国とともに、1994年に起きた虐殺事件後の国の「救済者」だとする与党・ルワンダ愛国戦線(RPF)を支持し、資金面で援助を行ってきた。英連盟への加盟は、英国との関係維持に重要な意味を持つだろう。
また同時期にルワンダ政府は断裂状態にあったフランスとの国交を回復すると発表した。ベルギーの信託統治領だったルワンダでは公用語としてフランス語が使用され、前体制下では仏政府と親密な関係が築かれていた。しかし内戦と大虐殺事件後に新政権が樹立されると、関係は悪化の一途をたどった。
2006年には、仏司法当局が虐殺事件の引き金になった94年4月のハビャリマナ大統領搭乗機の撃墜の首謀者が、カガメ大統領ら現政権の高官だとする判断を下したことを受け、ルワンダ政府は仏政府との断交を決めた。
ルワンダは隣国コンゴ(旧ザイール)と合同で軍事作戦を展開し、コンゴ東部を拠点とする反政府勢力FDLR(ルワンダ解放民主軍)の掃討を行っている。国交回復に伴い、フランスに潜伏するFDLRのカリクスト・ンバルシマナ事務局長の逮捕も近いと考えられる。(オックスフォード・アナリティカ)